日系航空会社vs米系航空会社 比較・解説
日本国内在住でマイルを貯める場合、一般的に日系だとJAL(日本航空)、ANA(全日空)の二航空会社。 米系だとデルタ航空、ユナイテッド航空。 さらに欧州系だとエールフランス航空、KLMオランダ航空、Alitalia航空。 また、アジア系だと大韓航空、タイ国際航空、シンガポール航空などがあります。
日系航空会社VS米系航空会社比較
日系航空会社の場合、他の外国航空会社と比較すると、JAL、ANAの熾烈な競争で欧米線も含めてほぼ全ての路線で、何処の航空会社よりも低マイルで特典交換ができます!
燃油サーチャジが基本的に無料! マイルの有効期限も無期限!
また、米系のデルタ航空やユナイテッド航空の場合、特典交換での搭乗では日系航空会社とは異なり、燃油サーチャジが基本的にタダなのです!(利用航空会社により必要)
しかも、マイルの有効期限も無期限、もしくは実質無期限なので、余裕をもってマイルを貯められます!
極端な話、この制度が変わらない限り10年、20年かかって貯めても問題ないと言う事です!
恋人の分も特典交換が可能!
さらに日系の航空会社だと、特典航空券やアップグレード特典への交換が配偶者または2親等以内の方にしかできないのに対して、米系のデルタ航空やユナイテッド航空だと、彼女(彼氏)や友達の分までも特典航空券に交換ができてしまいます! つまり、彼女(彼氏)と二人でのタダ旅行が実現可能となります! しかも燃油サーチャージまでもタダですよ!!!(例外として掛かる提携航空会社もあります。)
マイルの購入が可能!
そのうえ、日系の航空会社ではマイルを現金で買うという事は不可能です? しかし、デルタ航空やユナイテッド航空などの米系航空会社では、2,000マイルをUS$75.00前後で購入が可能です!
希望の路線や搭乗したいクラスへの必要マイル数にもう少しで到達できるが、少し足りない、という時に大変便利なシステムです。
デルタ航空で貯める場合
もし、デルタ航空の「デルタ・スカイマイル」を貯める場合、所属アライアンスがスカイチームで、日本には所属している航空会社がありません。 すなわち、日本の国内線利用ではマイルを貯めることは不可能です。 よって、日本国内で「デルタ・スカイマイル」を貯めるのであれば、クレジットカードによる買い物や各種ポイントなどからの移行で貯める以外方法がないのです。
また、貯まった「デルタ・スカイマイル」を日本国内にて消化される方は、デルタ航空とスカイマークがマイル提携している為、「デルタ・スカイマイル」をスカイマーク路線の1区間の往復に15,000マイル〜20,000マイルで交換が可能です!
しかし、スカイマーク自体が低料金の設定なのでマイルを使うのはもったいないかも・・・。
ちなみに、スカイマークへの搭乗では「デルタ・スカイマイル」は貯まりません。
ユナイテッド航空で貯める場合
次に、ユナイテッド航空の「MileagePlus(マイレージプラス)」を貯める場合、所属アライアンスが全日空(ANA)と同じスターアライアンスに所属している為、全日空(ANA)便の日本国内線利用の際にもマイルが貯まります!
さらに、全日空(ANA)便の日本国内線、全区間が20,000マイルで往復特典航空券と交換可能なのです!
しかも、国内長距離路線や離島線など、直行便の運行がされていない場合の乗り継ぎでも、一区間で計算される為、一律往復20,000マイル(セーバー特典利用時)で済んでしまいANAマイルからの交換よりもお得な場合があります!(通常特典の場合は、一律往復40,000マイル必要になります)
マイルの消化は日系航空会社が一番お得!
以前ならデルタ航空やユナイテッド航空では特典交換する際、日本ー南アジア間(シンガポール・バンコク)が往復20,000マイル(セーバー特典)で交換可能でした。 しかし、現在はデルタ航空、ユナイテッド航空共に、一番お得なセーバー特典でも往復45,000マイルからと改悪されてしまったのが非常に残念です・・・。
しかも、セーバー特典以外で南アジア路線への交換だと往復80,000マイル以上も必要になっちゃいます!
その他の航空会社でも割高過ぎる交換必要マイル数!
タイ国際航空やシンガポール航空も同じで日本ー南アジア間は、両社とも最低往復45,000マイル必要になるうえ、燃油サーチャージも必要になってしまいます。
もし、日系の航空会社の最低交換期間なら、日本からヨーロッパ、アメリカのどちらへでも特典交換可能なマイル数なんですよね!!!
また、シンガポール航空のマイルを貯めて今話題の総二階建ての「エアバス380」などの新機種に搭乗する場合、日本ーシンガポール間のエコノミークラスへは最低マイル交換のセイバー特典で往復45,000マイルから交換可能です。 さらに、ビジネスクラスでは80,000マイルから、ファーストクラスやスィートだと120,000マイルから特典航空券への交換が可能です。
しかし、セイバー特典での交換ができなかった場合は、スタンダード特典やフル特典での交換になってしまう為、エコノミークラスでもそれぞれ90,000マイル/136,000マイル、ビジネスクラスが140,000マイル/276,000マイル、ファーストクラス・スイートになると230,000マイル/520,000マイルと驚異的な数字になります!
得をしたいなら日系航空会社!
これが日系航空会社だと、JAL(日本航空)の場合が日本ー東南アジア間は、最低交換期間のディスカウント期間だと30,000マイルより交換可能で、通常交換期間でも35,000マイル+燃油サーチャージで交換できちゃいます!
ANA(全日空)も最低交換期間なら、30,000マイル+燃油サーチャージより交換が可能です!
欧米路線でも日系航空会社がオススメ
また、欧米路線でマイルの消化を考えている方には、日系航空会社で貯める事をオススメします。
ビックリの割高必要マイル数!
日系航空会社をオススメする理由として、デルタ航空で日本ー米国間をエコノミークラスで特典交換した場合、最低交換期間でも70,000マイルが必要になります。 もし、シートが取れない時期などの最高交換期間になるとエコノミークラスでも160,000マイルも必要になちゃいます!
ユナイテッド航空もほぼ同じ内容で、最低マイル数で交換できるセーバー特典でも70,000マイルが必要になります。 また、こちらもシートが取れない時期などの最高交換期間だと150,000マイル(エコノミークラス)も必要になってしまいます!
さらに、これが日本ーヨーロッパ線だと、ユナイテッド航空のセーバー特典でエコノミークラスが90,000マイル、ビジネスクラスだと130,000マイルも必要になります!
日系航空会社だとファーストでもエコノミー以下のマイル数で交換可能!
しかし、これが日系航空会社だと、JAL(日本航空)のディスカウント期間で、日本ー米国間を40,000マイルより交換可能なのです!
ANA(全日空)も最低交換期間で、日本ーサンフランシスコ・ロサンゼルス間だと40,000マイルより交換が可能です!
さらに、ファーストクラスへの交換でも、JALが一律110,000マイル、ANAも一律110,000〜120,000マイルで交換できちゃいます!!!
日本ーヨーロッパ線への交換では、JAL、ANA両社ともにファーストクラスで一律120,000マイルと低いマイル数で特典航空券への交換が可能なのです!
しかも、ファーストクラスへの交換だと、全ての区間で1年間通して一律同じマイル数で特典交換が可能です!
この様に特典交換でマイルを使う場合を比較してみると、全ての路線で日系航空会社からの交換が絶対お得です。
まとめ
ここで紹介したように、日本に住んでいる限り、殆どの路線でJAL、ANAなどの日系航空会社のマイルを貯めて特典交換することが断然お得だと思います。
もし仮に、100円=1.5マイル付与のクレジットカードにより貯まったマイルであっても特典交換の際、必要以上にマイルを消費しなければならないのであれば、苦労して貯めた意味がなくなってしまいます。
以前の様にデルタ航空やユナイテッド航空の特典交換で、日本ー南アジア間(シンガポール・バンコク)が往復20,000マイル(セーバー特典)で交換可能だと、そのためだけにでも貯める価値があったのですが、現在の様に往復45,000マイル(セーバー特典)からでは、通常期で35,000マイル+燃油サーチャージで交換可能な日系航空会社とは比べものにならないと思います。
しかも、セーバー特典は座席数が少なく、獲得するのが難しいのも事実です。 仮に、セーバー特典以外での南アジア路線への交換だと80,000マイルも必要になり、凄く割高になってしまいます。
現時点にでは、特典交換だけで考えた場合、ほぼ全路線において日系のJAL、ANAが断然オススメです。
貯め方、消化の仕方によっては、米系がオススメ。
しかし、日系航空会社のマイル有効期限(3年間)以上かけてゆっくりマイルを貯めようと考えている方や、恋人との特典交換旅行を目指す方、さらに直行便の運行がされていない日本国内長距離路線や沖縄などの離島線の利用で、ユナイテッド航空からのマイル消化を考えてみえる方には、米系航空会社がオススメです。 また、日本国内にてユナイテッド航空からのマイル消化を考える場合、100円=1.5マイルで付与されるマイレージ・プラスJCBゴールドカードにより貯めるのであれば、100円=0.5〜1.0マイル付与のANAカードよりも随分お得になります!
解説ページリンク
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